“ゆまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湯巻85.7%
湯布14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、今もまだはいっている、これにはふだんまっ昼間ぴるまでも湯巻ゆまき一つになったまま、川の中の石伝いしづたいに風呂へって来る女丈夫じょじょうぶもさすがに驚いたと言うことです。
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
絞り染の単衣ひとえ湯巻ゆまきをつけたかいがいしい姿であった。その後から十四、五ばかりの童女が手水盥ちょうずだらいくしを入れて持ってきた。女は背中を流したり、髪を洗ったりして、てきぱきと働いた。
其処そこの番手桶に水が汲んであるから足を洗って、雑巾は手桶に掛って居るから、ナニ湯布ゆまきがない、サア出てもいゝや、なに湯布も売ってしまった、此方こっちあがんな、どうか若衆わかいしゅ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)