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怺
ふりがな文庫
“怺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こら
99.5%
たま
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こら
(逆引き)
怺
(
こら
)
へると足が折れると直覚したので、出来るだけ静かにぢり/\と後へ倒れた。足は素足であつた。石は膝の骨まで食ひこんでゐた。
戦争と一人の女
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
刻一刻に
怺
(
こら
)
へ性がなくなつて、なん度となく
戸外
(
おもて
)
へ出ては木立の影が少しでも長くならないかと、そればかり眺め眺めしたものぢや。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:04 イワン・クパーラの前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
怺(こら)の例文をもっと
(50作品+)
見る
たま
(逆引き)
……僕は苦しくつて
怺
(
たま
)
らなくなると何時でも田舎に逃出すんです。今度も然うです、
畢竟
(
つまり
)
、僕自身にもまだロマンチツクが
沢山
(
うんと
)
残つてます。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
モウ心配で心配で
怺
(
たま
)
らなくなつて、今も
密
(
そつ
)
と吉野の室に行つて、その帰りの遅きを何の為かと話してゐた所。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
怺(たま)の例文をもっと
(1作品)
見る
怺
漢検1級
部首:⼼
8画
“怺”を含む語句
不怺
推怺
“怺”のふりがなが多い著者
吉川英治
谷崎潤一郎
佐々木邦
中里介山
蘭郁二郎
黒島伝治
海野十三
南方熊楠
太宰治
徳田秋声