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『戦争と一人の女』
ふりがな文庫
『
戦争と一人の女
(
せんそうとひとりのおんな
)
』
野村は戦争中一人の女と住んでゐた。夫婦と同じ関係にあつたけれども女房ではない。なぜなら、始めからその約束で、どうせ戦争が負けに終つて全てが滅茶々々になるだらう。敗戦の滅茶々々が二人自体のつながりの姿で、家庭的な愛情などといふものは二人ながら …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新生 臨時増刊号第一輯」1946(昭和21)年10月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約31分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
医
(
いや
)
厭応
(
いやおう
)
家
(
うち
)
怺
(
こら
)
泪
(
なみだ
)
甜
(
な
)
異体
(
えたい
)
苛々
(
いらいら
)
足掻
(
あが
)
跫音
(
あしおと
)