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ばしょ
ふりがな文庫
“
場所
(
ばしょ
)” の例文
ある
日
(
ひ
)
、おじさんは、いつもの
場所
(
ばしょ
)
へきて、
年
(
とし
)
ちゃんや、
義
(
よっ
)
ちゃんや、とめ
子
(
こ
)
さんのいる
前
(
まえ
)
で、ひばりをかごからはなしたのでした。
ひばりのおじさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
右
(
みぎ
)
も
左
(
ひだり
)
も
削
(
けず
)
ったような
高
(
たか
)
い
崖
(
がけ
)
、そこら
中
(
じゅう
)
には
見上
(
みあ
)
げるような
常盤木
(
ときわぎ
)
が
茂
(
しげ
)
って
居
(
お
)
り、いかにもしっとりと
気分
(
きぶん
)
の
落
(
お
)
ちついた
場所
(
ばしょ
)
でした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そこで、仕立屋さんは、
安楽
(
あんらく
)
いすからそっとすべりおりて、門のうしろのもとの
場所
(
ばしょ
)
にかえって、すました顔をしてすわっていました。
天国へいった仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
わたしは一生のうちで、あの森くらい好きだった
場所
(
ばしょ
)
はありません。きのこがある、野いちごがある、かぶと虫もいれば、小鳥もいる。
百姓マレイ
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
井戸
(
いど
)
のことは、もうお
願
(
ねが
)
いしません。またどこか、ほかの
場所
(
ばしょ
)
をさがすとします。ですから、あなたはどうぞ、
死
(
し
)
なないで
下
(
くだ
)
さい。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
▼ もっと見る
「この
国
(
くに
)
はわたしの
治
(
おさ
)
めている
土地
(
とち
)
で、あなたに
貸
(
か
)
して
上
(
あ
)
げる
場所
(
ばしょ
)
といって、ほかにありません。では
海
(
うみ
)
の中を
貸
(
か
)
しましょう。」
赤い玉
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
沼にはあしやよしの黄色い
茎
(
くき
)
が
枯
(
か
)
れてかさなりあっているところや、青黒い水が、どんよりと深くよどんでいるような
場所
(
ばしょ
)
がありました。
清造と沼
(新字新仮名)
/
宮島資夫
(著)
とうとうそれは
固
(
かた
)
く
固
(
かた
)
く
凍
(
こお
)
ってきて、
子家鴨
(
こあひる
)
が
動
(
うご
)
くと
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
の
氷
(
こおり
)
がめりめり
割
(
わ
)
れる
様
(
よう
)
になったので、
子家鴨
(
こあひる
)
は、すっかりその
場所
(
ばしょ
)
が
氷
(
こおり
)
で
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
しかも、浅くて長くつづいているこのトーケルン湖の岸べと、泥の小島のまわりぐらい、アシが
生
(
は
)
えるのにもってこいの
場所
(
ばしょ
)
はないのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
しめたと思って、物かげにかくれ、足のどろをすっかりはらい落として、ゆっくりと
休
(
やす
)
み
場所
(
ばしょ
)
をさがして歩きだしたんだ。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「いやいや、とってしまっちゃいけない、ただある
場所
(
ばしょ
)
をさがして教えてさえくれればいいんだ。さがしてごらん。」
二人の役人
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
甚兵衛は、
都
(
みやこ
)
の一番
賑
(
にぎ
)
やかな
場所
(
ばしょ
)
に、
直
(
ただ
)
ちに
小屋
(
こや
)
がけをしまして、「世界一の人形使い、
独
(
ひと
)
りで
踊
(
おど
)
るひょっとこ人形」という
例
(
れい
)
の
看板
(
かんばん
)
をだしました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そして、
鉢
(
はち
)
の
下
(
した
)
は、みかん
箱
(
ばこ
)
の
大
(
おお
)
きさの
空洞
(
くうどう
)
で、つまり、
鉢
(
はち
)
の
下
(
した
)
に
何
(
なに
)
かをかくしておく
場所
(
ばしょ
)
ができているのであつた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
貴方
(
あなた
)
は
思想家
(
しそうか
)
で
考深
(
かんがえぶか
)
い
方
(
かた
)
です。
貴方
(
あなた
)
のような
人
(
ひと
)
はどんな
場所
(
ばしょ
)
にいても、
自身
(
じしん
)
において
安心
(
あんしん
)
を
求
(
もと
)
めることが
出来
(
でき
)
ます。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
しかも三十六人のとんぼ
組
(
ぐみ
)
の
小姓
(
こしょう
)
たちが八
門
(
もん
)
の
陣
(
じん
)
を
組
(
く
)
んでまもっている
鞠
(
まり
)
を、どうして、気づかれずに自分の手へとってもとの
場所
(
ばしょ
)
へかえるだろうか。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何事
(
なにごと
)
ぢゃ
此
(
この
)
血汐
(
ちしほ
)
は、これ、
此
(
この
)
廟舍
(
たまや
)
の
入口
(
いりくち
)
の
石
(
いし
)
を
染
(
そ
)
めた
此
(
この
)
血汐
(
ちしほ
)
は?
主
(
ぬし
)
もない
此
(
この
)
劍
(
つるぎ
)
は?
此樣
(
このやう
)
な
平和
(
へいわ
)
の
場所
(
ばしょ
)
に
血
(
ち
)
まぶれにして
棄
(
す
)
てゝあるは、こりゃ
何
(
なん
)
としたことであらう?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
全線中で一ばん
危険
(
きけん
)
な
場所
(
ばしょ
)
になっている
急勾配
(
きゅうこうばい
)
のカーブにさしかかるにはまだだいぶ
間
(
ま
)
があるので、わたしは
安心
(
あんしん
)
してまた腰をおろすと、いろいろと内地の家のことなどを思いだして
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
くしんしてやくした
場所
(
ばしょ
)
なのでした。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「ただいま!」と、いつものごとく、
外
(
そと
)
から
声
(
こえ
)
をかけました。はたして、お
母
(
かあ
)
さんは、いつもの
場所
(
ばしょ
)
にすわっていらっしゃいました。
さびしいお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
使いのものはその手紙をもってひきかえしましたが、まえとおなじ
場所
(
ばしょ
)
でやすみますと、またまたそのままねこんでしまいました。
手なしむすめ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
前
(
まえ
)
にものべた
通
(
とお
)
り、こちらの
世界
(
せかい
)
は
造
(
つく
)
りつけの
現界
(
げんかい
)
とは
異
(
ことな
)
り、
場所
(
ばしょ
)
も、
家屋
(
かおく
)
も、
又
(
また
)
姿
(
すがた
)
も、
皆
(
みな
)
意思
(
おもい
)
のままにどのようにもかえられる。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
身分
(
みぶん
)
の高い人もひくい人も、みんなそこへお
参
(
まい
)
りにやってきて、そのような
神聖
(
しんせい
)
な
場所
(
ばしょ
)
のあるこの地方を、ほめたたえることになるでしょう。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
とすぐに
上
(
かみ
)
の
句
(
く
)
をつけました。これは
戦
(
いくさ
)
の
場所
(
ばしょ
)
がちょうど
衣川
(
ころもがわ
)
のそばの「
衣
(
ころも
)
の
館
(
たて
)
」という
所
(
ところ
)
でしたから、
義家
(
よしいえ
)
が
貞任
(
さだとう
)
に
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
刀のぬけない
場所
(
ばしょ
)
だけに、いたずらに声ばかり高く、
理非
(
りひ
)
もめちゃくちゃにののしる声が、
一火
(
いっか
)
と
龍太郎以下
(
りゅうたろういか
)
の者を取りまいて、身うごきもさせない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
場所
(
ばしょ
)
は、
岡山市
(
おかやまし
)
の
郊外
(
こうがい
)
に
近
(
ちか
)
いM
町
(
まち
)
で、
被害者
(
ひがいしゃ
)
は、四
年
(
ねん
)
ほど
前
(
まえ
)
まで
質屋
(
しちや
)
をやつていて、かたわら
高利貸
(
こうりか
)
しでもあつたそうだが、
目下
(
もっか
)
は
表向
(
おもてむ
)
き
無職
(
むしょく
)
であつて
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
このようにしてお釈迦さまがまことのために
身
(
み
)
をすてた
場所
(
ばしょ
)
はいまは世界中のあらゆるところをみたしました。
手紙 一
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
わたしは、人をかきわけて、
鉄格子
(
てつごうし
)
のはまった
窓
(
まど
)
に向かった自分の
場所
(
ばしょ
)
へたどりつくと、
両手
(
りょうて
)
を
頭
(
あたま
)
の下へあてがってあおむけにごろりと
寝
(
ね
)
て、目をつぶりました。
百姓マレイ
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
その
中
(
なか
)
でも
殊
(
こと
)
に
日当
(
ひあた
)
りのいい
場所
(
ばしょ
)
に、
川
(
かわ
)
近
(
ちか
)
く、
気持
(
きもち
)
のいい
古
(
ふる
)
い
百姓家
(
ひゃくしょうや
)
が
立
(
た
)
っていました。そしてその
家
(
いえ
)
からずっと
水際
(
みずぎわ
)
の
辺
(
あた
)
りまで、
大
(
おお
)
きな
牛蒡
(
ごぼう
)
の
葉
(
は
)
が
茂
(
しげ
)
っているのです。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
今日
(
きょう
)
この
町
(
まち
)
を
何
(
なに
)
かの
用
(
よう
)
でちょっと
通掛
(
とおりかか
)
ったので、この
場所
(
ばしょ
)
へ
立寄
(
たちよ
)
ったとのことで。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
次
(
つぎ
)
の
日
(
ひ
)
、
大野
(
おおの
)
の
町
(
まち
)
へ
客
(
きゃく
)
を
送
(
おく
)
ってきた
海蔵
(
かいぞう
)
さんが、
村
(
むら
)
の
茶店
(
ちゃみせ
)
にはいっていきました。そこは、
村
(
むら
)
の
人力曳
(
じんりきひ
)
きたちが
一仕事
(
ひとしごと
)
して
来
(
く
)
ると、
次
(
つぎ
)
のお
客
(
きゃく
)
を
待
(
ま
)
ちながら、
憩
(
やす
)
んでいる
場所
(
ばしょ
)
になっていたのでした。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
昼間
(
ひるま
)
がそうあったばかりでなしに、
夜
(
よる
)
になって
寝
(
ね
)
るときも、みんなは、お
母
(
かあ
)
さんのそばに
寝
(
ね
)
たいといって、その
場所
(
ばしょ
)
を
争
(
あらそ
)
いました。
お母さまは太陽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
答『
竜神
(
りゅうじん
)
にとりて、
一緒
(
いっしょ
)
に
棲
(
す
)
む、
棲
(
す
)
まぬは
問題
(
もんだい
)
でない。
竜神
(
りゅうじん
)
の
生活
(
せいかつ
)
は
自由自在
(
じゆうじざい
)
、
人間
(
にんげん
)
のように
少
(
すこ
)
しも
場所
(
ばしょ
)
などには
縛
(
しば
)
られない。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そこで、女の子は、この三人のきみょうな女たちをなかにいれて、さいしょのへやにすこしばかり
場所
(
ばしょ
)
をつくってやりました。
三人の糸くり女
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
ニールスとガチョウのモルテンと
灰色
(
はいいろ
)
ガンのダンフィンは、
疲
(
つか
)
れきったからだで、日が
暮
(
く
)
れてからも、まだ夜のかくれ
場所
(
ばしょ
)
をさがしあるいていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
「おまえさんこそ、きょうはだいぶ歩きましたから
定
(
さだ
)
めしつかれたであろうと、さっきから
休
(
やす
)
み
場所
(
ばしょ
)
をさがしているが、どうも、たいへんなこんざつで……」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鳥は、ゆかや
棚
(
たな
)
や
机
(
つくえ
)
や、うちじゅうのあらゆる
場所
(
ばしょ
)
をふさぎました。
梟
(
ふくろう
)
が目玉を
途方
(
とほう
)
もない方に
向
(
む
)
けながら、しきりに「オホン、オホン」とせきばらいをします。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
宿
(
やど
)
なしや、
貧乏人
(
びんぼうにん
)
の集まる
場所
(
ばしょ
)
なのだ。少年のはく
息
(
いき
)
が、まっ白な
湯気
(
ゆげ
)
になって見える。
キリストのヨルカに召された少年
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
けれども
夜毎々々
(
よごとよごと
)
に、それが
泳
(
およ
)
げる
場所
(
ばしょ
)
は
狭
(
せま
)
くなる
一方
(
いっぽう
)
でした。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
こうしておけば、どこかいい
場所
(
ばしょ
)
がないかと
探
(
さが
)
しているつばめが
見
(
み
)
つけて、きっとここに
巣
(
す
)
を
造
(
つく
)
るにちがいないからであります。
つばめの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
むこうへついてみますと、たしかに、つぼはもとのままの
場所
(
ばしょ
)
においてありました。ところが、その
中身
(
なかみ
)
がからっぽです。
ネコとネズミのいっしょのくらし
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
其処
(
そこ
)
は多分は、野馬の
集
(
あつ
)
まり
場所
(
ばしょ
)
であったでしょう、
霧
(
きり
)
の中に円い広場のように見えたのです。
種山ヶ原
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
美
(
うつく
)
しい
女
(
め
)
ちょうは、
自分
(
じぶん
)
の
卵
(
たまご
)
をどこに
産
(
う
)
んだらいいかと
惑
(
まど
)
っているふうでありました。なるたけ
暖
(
あたた
)
かな、
安全
(
あんぜん
)
な
場所
(
ばしょ
)
を
探
(
さが
)
していたのでした。
冬のちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そんなとき、
墓地
(
ぼち
)
とか、あるいはどこかおそろしい
場所
(
ばしょ
)
をとおっていかなければならないようなばあいには、にいさんはいつもこうこたえました。
こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
実
(
じつ
)
にこの高原の
続
(
つづ
)
きこそは、東の海の
側
(
がわ
)
からと、西の方からとの風や
湿気
(
しっき
)
のお
定
(
さだ
)
まりのぶっつかり
場所
(
ばしょ
)
でしたから、雲や雨や
雷
(
かみなり
)
や霧は、いつでももうすぐ
起
(
おこ
)
ってくるのでした。
種山ヶ原
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
もっと、もっと、
氷山
(
ひょうざん
)
のおく
深
(
ふか
)
く、
安全
(
あんぜん
)
な
場所
(
ばしょ
)
をさがして、はいりこむだろう。いや、それもだめだ、どんなかくれ
場
(
ば
)
でも、
人間
(
にんげん
)
はさぐる。
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
四ひきの
音楽師
(
おんがくし
)
はごちそうを食べおわりますと、あかりをけして、めいめいの生まれつきにしたがって、それぞれ
寝
(
ね
)
ぐあいのいい
場所
(
ばしょ
)
をさがしました。
ブレーメンの音楽師
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
私はたいへんいい
実験
(
じっけん
)
をした。私はこんなしずかな
場所
(
ばしょ
)
で遠くから私の考えを人に
伝
(
つた
)
える
実験
(
じっけん
)
をしたいとさっき考えていた。お前の
言
(
い
)
った語はみんな私の
手帳
(
てちょう
)
にとってある。さあ帰っておやすみ。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
からすは、
山
(
やま
)
へ
帰
(
かえ
)
ると、すぐに、うさぎのいる
場所
(
ばしょ
)
へやってきました。そこは、
林
(
はやし
)
の
中
(
なか
)
の
大
(
おお
)
きな
木
(
き
)
の
根
(
ね
)
で、そこだけは
雪
(
ゆき
)
が
薄
(
うす
)
かったのでした。
からすとうさぎ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
みんなそろったところで、
粉
(
こな
)
ひきは、ひとつ
場所
(
ばしょ
)
をあけてください、といいました。それから、そこに布をひろげて、ロバをへやのなかへつれこみました。
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
先生はその
場所
(
ばしょ
)
では
誰
(
だれ
)
のもいいとも
悪
(
わる
)
いとも云わなかった。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“場所”の意味
《名詞》
あるものが存在する、又はある物事が行われる、一定の空間的な広がり。ところ。
(出典:Wiktionary)
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“場所”で始まる語句
場所柄
場所丈
場所中
場所塞
場所換
場所迄