“手帳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てちょう47.6%
てちやう28.6%
ノートブック14.3%
てちよう4.8%
のーと4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤シャツの農夫は炉(ろ)のそばの土間に燕麦(えんばく)の稈(わら)を一束(ひとたば)敷(し)いて、その上に足を投(な)げ出して座(すわ)り、小さな手帳(てちょう)に何か書き込(こ)んでいました。
耕耘部の時計 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
然(しか)し時計(とけい)は奈何(どう)したらう、其(そ)れからポツケツトに入(い)れて置(お)いた手帳(てちやう)も、卷莨(まきたばこ)も、や、ニキタはもう着物(きもの)を悉皆(のこらず)持(も)つて行(い)つた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
東京の家の塵埃(ほこり)はたいてい付近の工場から来るものです。僕は手早く手帳(ノートブック)の紙を破り、畳の上の塵埃(ほこり)をできるだけたくさん手で集めて包みました。
塵埃は語る (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
その中(なか)へ私(わたし)がはひつて行(ゆ)くと、陳列棚(ちんれつだな)の陰(かげ)の方(ほう)に一人(ひとり)の少年(しようねん)がゐて、手帳(てちよう)を出(だ)して一(いつ)しょう懸命(けんめい)に見(み)たものについて筆記(ひつき)してゐました。私(わたし)はこの少年(しようねん)の熱心(ねつしん)さに感心(かんしん)したので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
いつもなら手帳(のーと)と印気(いんき)壺を以て、八番の教室に這入る時分である。一二時間の講義位聴き損(そく)なつても構はないと云ふ気で、真直(ますぐ)に青山内科の玄関迄乗り付けた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)