“筆記”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひつき50.0%
ノオト16.7%
ひっき16.7%
ノート16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本來ほんらいならせきで、工學士こうがくしはなした或種あるしゆ講述かうじゆつを、こゝに筆記ひつきでもしたはうが、まるゝ方々かた/″\利益りえきなのであらうけれども、それは殊更ことさら御海容ごかいようねがふとしてく。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
学生はてんでに筆記ノオトを暗記して、試験場へ出て来た。そして渡された経済政策の問題を見ると、はつとして互に顔を見合はせた。
予は従来筆記ひっきおきたる小冊を刊行かんこうし、これを菊窓偶筆きくそうぐうひつと名づけ世におおやけにせんと欲し先生に示したれば、先生これを社員しゃいんそれ等の事に通暁つうぎょうせる者に命じ
書簡箋レターペーパーにインキでかいてあったが、その筆蹟はどうしても筆記ノートを永年やりつけた者か、職業的にペンを使用する人に通有の癖があったから、智識階級の仕事だと睨んだ
誘拐者 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)