“通暁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つうぎょう82.6%
つうげう8.7%
さと4.3%
わかっ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、俳句以外の文学にも大体通暁つうぎょうせざるべからず。第一和歌、第二和文、第三小説、謡曲、演劇類、第四支那文学、第五欧米文学等なるべし。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
訳者が十分原語に通暁つうげうしてゐなかつたし、殊に埃及エヂプトやシリヤの方言はうげんなどを全く知らなかつた為に、うらむらくは所期の点に達し得なかつた。
一国の神社仏閣じんじやぶつかく名所旧跡めいしよきうせき山川地理さんせんちり人物じんぶつ国産薬品こくさんやくひんるゐまでも、わけをいだして通暁さとしやすくしたる精撰せいせん也。此しよに右菱山ひしやませつほゞ見えたれど、さのみはとて引ず。
意外なのは暫時しばらあわぬ中に全然すっかり元気が衰えたことである、元気が衰えたと云うよりか殆ど我が折れて了って貴所の所謂いわゆる富岡氏、極く世間並の物の能く通暁わかった老人にって了ったことである
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)