“つうぎょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
通暁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予は従来筆記ひっきおきたる小冊を刊行かんこうし、これを菊窓偶筆きくそうぐうひつと名づけ世におおやけにせんと欲し先生に示したれば、先生これを社員しゃいんそれ等の事に通暁つうぎょうせる者に命じ
彼はそうして、偽阿房にせあほうを装いながら、失敗する度に何かしら覚込おぼえこむ方法によって、またたく内に、菰田家内外の、種々さまざまの関係に通暁つうぎょうすることが出来ました。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
仏伊の通俗楽に通暁つうぎょうした彼にとっては、その豊饒ほうじょうなる創作力を傾けて、美しき組曲、序曲、その他の器楽曲を生産せしむる唯一の機会でもあったのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)