“覚込”の読み方と例文
読み方割合
おぼえこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分はこの道を覚込おぼえこんで女師匠に一生一人生活くらしをして行く方が、結句けっく気安いだろうと思ったので、遂に自分の門弟となったが
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
はては、熊使いの見世物師が、目くばせ一つで、荒熊を自由自在に動かす様に、彼女も目一つで、わしを意の如く動かすやり方を覚込おぼえこんでしまった。
白髪鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼はそうして、偽阿房にせあほうを装いながら、失敗する度に何かしら覚込おぼえこむ方法によって、またたく内に、菰田家内外の、種々さまざまの関係に通暁つうぎょうすることが出来ました。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)