“覚明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくみょう50.0%
かくめい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
罵倒ばとうして気を吐いた快男児覚明かくみょうも、そうして、次の日からは、半僧半俗のすがたをすてて、誕生一歳の仏徒となり、性善坊に対しても
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七月九日の暮方、白山三社八院から成る二千余の僧兵は、智釈ちしゃく覚明かくみょう宝台坊ほうだいぼう正智しょうち、学音といった、全寺きっての老僧を先頭に、師経のやかた目指して押し寄せてきたのである。
恐らくこれは天明年中に覚明かくめい行者が黒沢口を改修してから登山が盛になり、オンタケと唱うるようになったものと想われる。
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「ではどう遊ばしても、覚明かくめい様にはここ四、五日うちに京の方へお戻りでござりますかいの」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)