“覚明行者”の読み方と例文
読み方割合
かくみょうぎょうじゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人はそこに、常なく定めなき流転るてんの力に対抗する偉大な山嶽さんがく相貌そうぼうを仰ぎ見ることができる。覚明行者かくみょうぎょうじゃのような早い登山者が自ら骨をうずめたと言い伝えらるるのもその頂上にある谿谷けいこくのほとりだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)