“結句”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
けっく66.7%
けつく20.0%
あげく6.7%
けツく3.3%
つまり3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“結句”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
漸く話のわかって来た友達を失うと云う事は嬉しい事ではないので結句けっくその方がながし元まで響き渡ってよかったのである。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
次に「梅かをる朝」といふ結句けっくは一句としての言ひ現はし方も面白からず、全体の調子の上よりこの句への続き工合も面白からず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
ところなきなれば結句けつくよき死塲處しにばしよ人目ひとめぢぬやうにりけり
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
う智恵子が言つた。女児等こどもらは、何有なあに男に敗けはしないと口々に騒いだが、結句けつく智恵子の言葉に従つて鶴飼橋に来た。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
奥方は罵り罵りお菊をさいなんだ結句あげく主膳のへや引摺ひきずって往った。濃いつやつやしたお菊の髪はこわれてばらばらになっていた。お菊は肩を波打たせて苦しんでいた。
皿屋敷 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その友人は、じぶんひそかに行った自恂じいの行為を、いっしょに宿にいた友人が、下宿の者や、附近の者にふれ歩いたと思いだして、それから皆の顔に嘲笑が見えだし、その友人と大喧嘩をした結句あげく
妖影 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
戸外おもてへはちかうござんすが、なつひろはう結句けツくうございませう、わたくしどもは納戸なんどせりますから、貴僧あなた此処こゝへおひろくおくつろぎがうござんす、一寸ちよいとつて。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さる時はたれか仇をば討つべきぞ。結句つまりは親子三匹して、命をすつるに異ならねば、これ貞に似て貞にあらず、まことの犬死とはこの事なり。かくと心に思ひしかば、忍びがたき処を忍び、こらえがたきをようやく堪えて、見在みすみす雄を殺せしが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)