“結句”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けっく62.9%
けつく25.7%
あげく5.7%
けツく2.9%
つまり2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さりながら嬢と中川は向う側にあり、客の三人此方に並んでせり。結句この方が嬢の顔を見られて都合好しと大原はちにまず。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ぢやお姉さんが早う死んだし、勝も長生きをせんやうに思はれるけれど、女子は婆さんになるまで生きて居らん方が結句仕合せなやうに思はれる。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
奥方は罵り罵りお菊をさいなんだ結句主膳の引摺って往った。濃いつやしたお菊の髪はこわれてばらばらになっていた。お菊は肩を波打たせて苦しんでいた。
皿屋敷 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
戸外へはうござんすが、結句うございませう、どもは納戸せりますから、貴僧此処へおくおぎがうござんす、一寸つて。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
結句は親子三匹して、命をるに異ならねば、これ貞に似て貞にあらず、の犬死とはこの事なり。かくと心に思ひしかば、忍びがたき処を忍び、えがたきをく堪えて、見在雄を殺せしが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)