“けつく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
結句90.0%
結局10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をんなたちはうらんだ。が、結句けつくこれがためにいきほひづいて、茣蓙ござ縁臺えんだい引摺ひきずり/\、とにかく黒塀くろべいについて、折曲をりまがつて、我家々々わがや/\むかうまでつてかへこと出來できた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かたちつてもこゝろけつしてるまいとめていたを、今更いまさらつてなん義理ぎりはり、惡人あくにんでも、いたづらでもかまひはい、おらずばおてなされ、てられゝば結句けつく本望ほんまう
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
結局けつくあれほどやがるものをどくなとのつかぬでもなけれど、如何どうかして天晴あつぱれの淑女にそだてヽたく、自惚うぬぼれのぶんわらたまはんがかく今日けふまでやがられにしなり
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)