“茣蓙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ござ99.1%
ごさ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
膝の下の隠れるばかり、甲斐々々しく、水色唐縮緬とうちりめんの腰巻で、手拭てぬぐいを肩に当て、縄からげにして巻いた茣蓙ござかろげにになった、あきない帰り。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ところが、その時に行幸を拝ませようということなんだろうが、土地の八十以上とかの老人たちが、茣蓙ござを敷いた上に並んでいるんだ。
私は隠居ではない (新字新仮名) / 吉田茂(著)
大道の上に茣蓙ごさを敷いて、その上に大小樣々の金物、——金盥かなだらひやら、鈴やら、火箸やら、藥罐やくわんやら、錢やら、鍵やら、ありとあらゆるものを並べ、薄茶色の粉で磨いて