“花茣蓙”の読み方と例文
読み方割合
はなござ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日は、各々めい/\自分の家に訪ねて來るものと思つて、氣早の老人などは、花茣蓙はなござを押入から出して爐邊に布いて、澁茶を一掴み隣家から貰つて來た。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
かれはラムネに梨子なしを二個ほど手ずから皮をむいて食って、さて花茣蓙はなござの敷いてある木の陰の縁台を借りてあおむけに寝た。昨夜ほとんど眠られなかった疲労が出て、頭がぐらぐらした。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)