“花園”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はなぞの87.2%
くわゑん7.7%
かえん5.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくしてから、もうなんともないことをつて、あいちやんはたゞちに花園はなぞのかうと决心けつしんしました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
いまではそんなたのしい、うつくしい、花園はなぞのがないかはり、まへ橋銭はしせん受取うけとざるいてある
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
 人々ひと/″\がお花畠はなばたけといひ山上さんじよう花園はなぞのとしてめづらしがり、あこがれてゐるのがこの草本帶そうほんたいです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
……へだてたカアテンのうちなる白晝まひるに、花園はなぞのゆめごとき、をとこかほぢつて、
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あるところに、ひろはたけと、はやしと、花園はなぞのと、それにたくさんな宝物たからものっているひとんでいました。
星と柱を数えたら (新字新仮名) / 小川未明(著)
梅屋敷うめやしきは文化九年の春より菊塢きくうが開きしなり、百花園くわゑん菊塢のでん清風廬主人せいふうろしゆじん
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
門外もんぐわい躊躇ちうちよしてつひにらず、みちひきかへて百花園くわゑんへとおもむきぬ
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
小母さんは、それは/\広々とした花園くわゑんを持つてゐて、そこには薔薇の花をたくさん植ゑてゐました。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
エデンの花園くわゑんで、蛇にだまされてイヴが食べた果実くだものを、大抵の人は林檎だと思つてゐるらしいが、それは大きな間違で、あの果実が林檎で無かつたのは、誰よりかも私がよく知つてゐる。
歴史家の考証するところにると、エデンの花園くわゑんといふのは、たしかにバビロニヤの事だつた。ところが、バビロニヤには林檎といふものが無かつた。丁度寺内首相の頭に髪の毛が無いと同じやうに。
それは花園かえんの中を孔雀くじゃくか何かのようにして遊び狂うていた鳥のつばさが急にばらばらと落たような気もちであった。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
多くの場合それらの人は其時殆言い合わせたようにコックニー博士がその工場か乃至ないしは博士が研究のために母屋や工場を包囲して造り設けた花園かえんかを屹度きっと訪問して居った。
物凄き人喰い花の怪 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)