“栗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くり89.4%
ぐり8.5%
りつ0.7%
クリ0.7%
マロニエ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くりけた大根だいこうごかぬほどおだやかなであつた。おしなぶんけば一枚紙いちまいがみがすやうにこゝろよくなることゝ確信かくしんした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
これが木曾名物の焼きぐりだと言って、なまの栗を火鉢ひばちの灰の中にくべて、ぽんぽんはねるやつをわざとやじりでかき回したげな。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
の時代にはしょうを植えました。いんの時代にははくを植えました。周の時代になってからは、りつを植えることになりましたが、それは人民を戦慄せんりつさせるという意味でございます。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
六月の若いクリの梢に、黄金の軽舸カヌーのような半月が浮んだ。
一九二三年夏 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
一〇、失せ物はたつみの方のマロニエの根元を探すべし。デイジョンを過ぎ、ボウム駅の手前の、ニュイ・サン・ジャンという町へ着いたのはそれから三日ののちのこと。