“芒”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
すすき80.2%
すゝき8.4%
のぎ7.2%
のげ2.4%
ぼう0.6%
スヽキ0.6%
ノギ0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“芒”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ちらと見ると、浅黄色のちりめんに、銀糸のすすきが、かりの列のように刺繍ししゅうされてある古めかしい半襟であった。
火の鳥 (新字新仮名) / 太宰治(著)
空は孔雀青くじゃくあおの色を広げていた。は激しくぎらぎらと照りつけていた。路傍のすすきが銀のように光っていた。
恐怖城 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
雜木林ざふきばやしあひだにはまたすゝき硬直かうちよくそらさうとしてつ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
植物園の黄昏たそがれに松やすゝきを眺めてバンクにいこうた時は日本の晩秋のうら寒い淋しさを誰も感ぜずに居られなかつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ノギというのは麦ののぎのことで、この草の実の形が麦の穂に似ているからだと、説明しているがそれも信じられない。
それは天を往く列車であり、それにくらべれば地上を這いつくばうちっぽけな列車は槍の穂ののぎにすぎない。
れは鍋割なべわれとも、それからのげしろいので白芒しらのげともふのであつたが勘次かんじ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
稲麦ののげいとうて、毎年暮春の麦の赤らむ頃から、飛羽を着て天に昇り、夏の稲取入れが終って後に、戻って来るのを習いとしていた。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「おや、あれは何だろう」それはぼうッと、ほの赤い光であった。
○○獣 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ともかくも、同じく禾本科植物の穂あるものをスヽキと謂ふ事が出来るにしても、其は川村杳樹氏の所謂一本薄ヒトモトスヽキの例から説明すべきもので、祖母の言の如き、簡単なる語原説は認め難い。
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
六月の麦のノギが出る頃、蚤の群が麦の穂に乗つて儀来河内ギライカナイからやつて来ると考へられてゐる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)