“すすき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
51.7%
48.0%
0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
林が途切れてすすきの原となり、その芒の原の一所に、松の林が立っていたが、そこから数人の云い争うような、高い声が聞こえて来た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
立会役に代った藩士のひとりが、すすきの葉を二本ちぎってくじにして二人に引かせた。短いほうが先揚さきあげ、長い方が殿しんがり。——七が先に当った。
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桔梗ききょう女郎花おみなえしのたぐいはあまり愛らしくない。私の最も愛するのは、へちまと百日草とすすき、それに次いでは日まわりと鶏頭けいとうである。
我家の園芸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
物は言はで打笑うちゑめる富山のあぎといよいよひろがれり。早くもその意を得てや破顔はがんせるあるじの目は、すすき切疵きりきずの如くほとほと有か無きかになりぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
これより後、淡海の佐佐紀ささきやまの君がおや、名は韓帒からふくろ白さく、「淡海の久多綿くたわた蚊屋野かやのに、猪鹿ししさはにあり。その立てる足は、すすき原の如く、指擧ささげたるつのは、枯松からまつの如し」