“昨夕”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ゆうべ86.4%
ゆふべ4.9%
さくゆう3.7%
さくせき2.5%
ゆんべ1.2%
よべ1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“昨夕”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語4.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
昨夕ゆうべ食ったたい焙烙蒸ほうろくむしにあてられたらしい」と云って、自分は不味まずそうな顔をして席を立った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
昨夕ゆうべあの宿へ自分を送りつけた後は、鳥沢とやらへ帰ってしまったものと思っていたら、まだあの宿に泊っていたものらしい。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
昨夕ゆふべ飲んだ麦酒ビールこれくらべるとおろかなものだと、代助はあたまたゝきながら考へた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それと見て遠くより声をかけ、正太はかけ寄りてたもとを押へ、美登利さん昨夕ゆふべは御免よと突然だしぬけにあやまれば
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
昨夕さくゆう横濱よこはま入港にふかうせし英國エイこくぼう郵船ゆうせんは四五にちぜん夜半やはん
三菱社員忍野半三郎氏は昨夕さくゆう五時十五分、突然発狂したるが如く、常子夫人のむるをかず、単身いずこにか失踪したり。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
然るに昨夕さくせきのこと富岡老人近頃病床とこにあるよしを聞いたから見舞に出かけた、もし機会おりが可かったら貴所の一条を持出す積りで。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
昨夕さくせき八時三十分アフイミアは汁を盛れるへいを持ちて彼の階段を通過する際、終に倒れて下肢かし骨折をなせり。吾人は不幸にして未だルキアノツフ氏の該階段を修繕せしむるに意ありや否やをつまびらかにせず。由来我国人の悟性は遅鈍なり。
笠雲の昨夕よべ見し不二のいちじるく寒けかりしか今朝のましろさ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)