“昨夜来”の読み方と例文
読み方割合
さくやらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌日のひるさがり、警視庁の大江山おおえやま捜査課長は、昨夜来さくやらいめかけている新聞記者団にどうしても一度会ってやらねばならないことになった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私がお嬢さんの顔を見たのは、昨夜来さくやらいこの時が始めてでした。お嬢さんは泣いていました。奥さんも眼を赤くしていました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
昨夜来さくやらいしきりにり来る雨は朝に至りて未だれず、はるかに利根山奥をのぞむに雲烟うんえん濛々もう/\前途漠焉ばくえんたり、藤原村民の言の如く山霊さんれい果して一行の探検たんけんを拒むかとおもはしむ
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)