海阪うなさか
大正十二年二月一日午後、何処といふあてもなくアルスの牧野君と小田原駅から汽車に乗つた。その車室に前田夕暮君が居た。何処へ行くと訊かれたのでまだわからぬと答へた。君はと云つたら大島へ行くつもりだつたけれ …
作品に特徴的な語句
野分のわき 夜寒よさむ なみ 午過ひるす しば 銅鑼どら 田螺たにし 息吹いぶき 山葵わさび やなぎ 三人みたり 有縁うえん 碓氷うすひ 幾重いくかさ 燦々きらきら ひは 声高こはだか 丹塗にぬ 昆布こんぶ つが へた 鳥屋とや つぶ 虎杖いたどり 燕麦えんばく 真青まさを 山間やまあひ 海女あま 生地きぢ 日南ひなた 茱萸ぐみ 驚破すは 冷酒れいしゆ 渓間たにま みぎり 荒磯ありそ 二方ふたかた 大蒜にんにく 汽船ふね 産土うぶすな 落葉松からまつ 内外うちと 御嶽みたけ 下心した 御手洗みたらし 差出さしで 雪解ゆきげ 佝僂くぐせ 在処ありど へら 雑木ざうき いや 馬酔木あしび 朝餐あさげ 臨終いまは 弥撒ミサ 朝明あさけ はなひり 柔毛にこげ 蹴爪けづめ 黄牛あめうし 御殿みとの ふご 小止をや 老木おいき しべ 黄金虫こがねむし 浮標うき 晴衣はれぎ 渡船とせん をさ 猟人かりうど 地震なゐ 引手ひきで 御師おし 真正面まとも 日射ひざし 眼眸まみ 水面みのも 不二ふじ 春蚕はるご 椴松とどまつ をぎ 赤楊はんのき 後脚あとあし 目見まみ 苜蓿つめぐさ 眼窩めのくぼ 光線ひすぢ 小舟をぶね 海豹あざらし 家路いへぢ