“渓水”のいろいろな読み方と例文
旧字:溪水
読み方割合
たにみず68.8%
けいすゐ12.5%
けいすい6.3%
たにみづ6.3%
ケイスイ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ神よ、鹿の渓水たにみずを慕いあえぐがごとく、わが霊魂も汝を慕い喘ぐなり。わが霊魂は渇けるごとくに神を慕う、活ける神をぞ慕う。
秦亀しんきは山中にるものなり、ゆゑによんで山亀といふ。春夏は渓水けいすゐに遊び秋冬は山にかくる、きはめて長寿する亀は是なりとぞ。又筮亀ぜいきと一名するは周易しうえきに亀をやきて占ひしも此亀なりとぞ。
そして、彼女のうたう子守唄は、すぐ庭先をながれている吹雪ふぶきたに渓水けいすいに乗って、ひろい沃野よくやへ聞えて行く——
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
渓水たにみづにあのほのあかい乳のいぼいまはひたしてほほとんでる
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
江城コウジョウ秘孔ヒコウ、二道アリ、一道ハ西丘ヲツラヌイテ走ルコト里余、白丘シロオカノ一道ニ通ズ。一ハ北道、マタ東折シテ十余丁、スナワチ渓水ケイスイ袖海シュウカイニ通ズベシ。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)