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たにみず
ふりがな文庫
“たにみず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
渓水
84.6%
谿水
15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渓水
(逆引き)
山腹の左の方から
渓水
(
たにみず
)
が湧き出て滝のように流れています。それが深い谷に落ちて
淵
(
ふち
)
になったり、また岩に激して流れ出したりする変化が面白い。
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
常の如く
斧
(
おの
)
を携へて山奥に入り、
柴立
(
しばだち
)
を踏分け
渓水
(
たにみず
)
を越え、二里ばかりも
躋
(
のぼ
)
りしが、
寥廓
(
りょうかく
)
たる平地に出でたり。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
たにみず(渓水)の例文をもっと
(11作品)
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谿水
(逆引き)
文政二年三月下旬の、午後の
陽
(
ひ
)
が滑らかに照っていて、山々谷々の木々を水銀のように輝かせ、岩にあたって
飛沫
(
しぶき
)
をあげている
谿水
(
たにみず
)
を、
幽
(
かす
)
かな虹で飾っていた。
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
彼の室に近い築山の間から、
谿水
(
たにみず
)
を導いて小さな滝を池の中へ落している上に、高くはないけれども、一度に五六筋の柱を花火のように吹き上げる噴水まで添えてあった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
たにみず(谿水)の例文をもっと
(2作品)
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