“けいすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ケイスイ
語句割合
京水20.0%
傾垂20.0%
景水20.0%
渓水20.0%
経水20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは抽斎の師となるべき人物を数えて京水けいすいに及ぶに当って、ここに京水の身上しんしょうに関するうたがいしるして、世の人のおしえを受けたい。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
抽斎がいつ池田京水けいすいの門をたたいたかということは今考えることが出来ぬが、恐らくはこれよりのちの事であろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そしてその種名の cernua は点頭てんとう、すなわち傾垂けいすいの意で、それはその花の姿勢しせいもとづいて名づけたものだ。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
競漕の旗ひたりけり春の水 景水けいすい
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そして、彼女のうたう子守唄は、すぐ庭先をながれている吹雪ふぶきたに渓水けいすいに乗って、ひろい沃野よくやへ聞えて行く——
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の病原を洞察した宿禰は、蚯蚓みみずと、酢漿草かたばみそうと、童女の経水けいすいとを混ぜ合せた液汁を長羅に飲ませるために苦心した。しかし長羅はそれさえも飲もうとはしなかった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)