京水けいすい)” の例文
わたくしは抽斎の師となるべき人物を数えて京水けいすいに及ぶに当って、ここに京水の身上しんしょうに関するうたがいしるして、世の人のおしえを受けたい。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
抽斎がいつ池田京水けいすいの門をたたいたかということは今考えることが出来ぬが、恐らくはこれよりのちの事であろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
『護痘要法』は抽斎か池田京水けいすいの説を筆受ひつじゅしたもので、抽斎の著述中江戸時代に刊行せられた唯一の書である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)