“京城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいじょう69.2%
ケイジヤウ11.5%
けいじやう7.7%
けいじよう3.8%
けいぜう3.8%
みやこ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しろがどうやらできあがったころ、明軍みんぐん十四まんの大兵が京城けいじょう到着とうちゃくし、この蔚山城うるさんじょうをひともみに、もみ落とそうと軍議していることがわかった。
三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) / 安藤盛(著)
近い飛鳥から、新渡來イマキ高麗馬コマに跨つて、馬上で通ふ風流士タハレヲもあるにはあつたが、多くはやはり、鷺栖サギスの阪の北、香具山の麓から西へ、新しく地割りせられた京城ケイジヤウ坊々マチヽヽに屋敷を構へ、家造りをした。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
文祿元年の朝鮮陣には、長政が利安、友信を連れて渡り、孝高は跡から豐臣とよとみ秀吉の使として京城けいじやうに入つた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
こゝは釜山ふざんから京城けいじよう汽車きしやつて、一時間いちじかんばかりで大邱たいきゆうき、そこで下車げしやして自動車じどうしやひがしほう三四時間さんよじかんはしるとすぐかれるところです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
京城けいぜうを「シウル」新高山にひたかやまを「マウント・モリソン」などといふものがあるのは不都合ふつがふである。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
彼も亦「其前に置かれたる喜楽よろこびに因りてその恥を厭わない」のである、神は彼等のために善き京城みやこを備え給うたのである