“坊々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんぼん40.0%
マチヽヽ20.0%
ボン/\10.0%
まちまち10.0%
まちみ10.0%
マチマチ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つは玉置先生や坊々ぼんぼんが自分が行ってしまうのを心もとながるものだから、今しばらく様子を見ることにして休んでいたのであると語った。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
近い飛鳥から、新渡來イマキ高麗馬コマに跨つて、馬上で通ふ風流士タハレヲもあるにはあつたが、多くはやはり、鷺栖サギスの阪の北、香具山の麓から西へ、新しく地割りせられた京城ケイジヤウ坊々マチヽヽに屋敷を構へ、家造りをした。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
『おや、坊々ボン/\、どうしていやはるんだ? お父さんの所へはお便りなさいましたか?』
近い飛鳥から、新渡来いまき高麗馬こままたがって、馬上で通う風流士たわれおもあるにはあったが、多くはやはり、鷺栖さぎすの阪の北、香具山のふもとから西へ、新しく地割りせられた京城けいじょう坊々まちまちに屋敷を構え、家造りをした。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
近い飛鳥から新渡来いまき高麗馬こまに跨つて、馬上で通ふ風流士たはれをもあるにはあつたが、多くはやはり鷺栖さぎすの阪の北、香具山の麓から西へ、新しく地割りせられた京城の坊々まちみに屋敷を構へ、家造りをした。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
近い飛鳥から、新渡来イマキ高麗馬コマに跨つて、馬上で通ふ風流士タハレヲもあるにはあつたが、多くはやはり、鷺栖サギスの阪の北、香具山の麓から西へ、新しく地割りせられた京城ケイジヤウ坊々マチマチに屋敷を構へ、家造りをした。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)