“坊主軍鶏”の読み方と例文
読み方割合
ぼうずしゃも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほどなく泰さんに別れると、すぐ新蔵が取って返したのは、回向院えこういん前の坊主軍鶏ぼうずしゃもで、あたりが暗くなるのを待ちながら、銚子も二三本空にしました。
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
これから両国の『坊主軍鶏ぼうずしゃも』へでも行って昼飯にしようというつもり。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それから回向院の表門に近い横町にあった「坊主軍鶏ぼうずしゃも——」こう一々数え立てて見ると、本所でも名高い食物屋は大抵この界隈かいわいに集まっていたらしい。
本所両国 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)