妖婆ようば
あなたは私の申し上げる事を御信じにならないかも知れません。いや、きっと嘘だと御思いなさるでしょう。昔なら知らず、これから私の申し上げる事は、大正の昭代にあった事なのです。しかも御同様住み慣れている、この東京にあった事なのです。外へ出れば電車 …
作品に特徴的な語句
さかろ しおら ひきい つか 飾窓ショウウインドウ かわっ うそ づき おびやか ぶく 強面こわおもて 阿母おかあ あかる まぎら 燐寸まっち あざやか げん 気忙きぜ しきみ はん まばら とし はず うらみ いぶ たい 河岸がし 怖々おずおず 恐怖きょうふ しか まとま しきり おもむろ すさま 霊顕れいけん 難有ありがと 橋杭はしくい いた ひさし がら よい 束子だわし 画餅がへい 葭戸あしど 蓮葉はすっぱ 日暮ひぐれ たくみ たきぎ はす ただ 嘲笑あざわら 紙幣しへい じゃ 言伝ことづ おしはか すわ 真似まね 肝腎かんじん はね つな くく ほころ しぼ 紺絣こんがすり まぎ 箪笥たんす 算盤そろばん 竪川たてかわ うかが やつ 界隈かいわい 殺生せっしょう 無暗むやみ すす りん 爛々らんらん 片唾かたず ねら 狛犬こまいぬ 狼狽ろうばい 猶更なおさら うつつ 瑠璃るり 生憎あいにく 生際はえぎわ 由縁ゆかり 甲斐かい まなじり あな 神託しんたく 神憑かみがか 碌々ろくろく くだ 睫毛まつげ にら まぶた
題名が同じ作品
妖婆 (新字新仮名)岡本綺堂 (著)