“瑠璃”の読み方と例文
読み方割合
るり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蔵前の大通りには、家々の前にほこりおさえの打ち水がにおって、瑠璃るり色に澄み渡った空高く、旅鳥のむれがゆるい輪を画いている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
満潮になると、大鳥居も、朱塗りの玉垣も、瑠璃るり色を帯びて青白く光った。引潮になると、社前の白砂には霜が降りたようにみえた。
今日もお山は晴天で、八つの峰が鮮かに見え、肌が瑠璃るりのように輝いていた。そうして裾野には風が渡り、秋草の花がなびいていた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)