“瑠璃子”の読み方と例文
読み方割合
るりこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瑠璃子るりこが、相手の顔を見ると、ハッとおどろいたように、紳士も瑠璃子の顔を見ると、ハッと顔色を変えながら、立竦んでしまった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
名前は瑠璃子るりこというのだが、中国筋の零落れいらく士族の娘で、当時十八歳、咲きそめた紅梅の様に、匂やかにも美しい乙女であった。
白髪鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
瑠璃子るりこの印象にかさなるせいかもしれないと思う。しかし明朝、父忠盛の前でする答えはちゃんとはらにきめていた。