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瑠璃子
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るりこ
ふりがな文庫
“
瑠璃子
(
るりこ
)” の例文
瑠璃子
(
るりこ
)
が、相手の顔を見ると、ハッと
駭
(
おどろ
)
いたように、紳士も瑠璃子の顔を見ると、ハッと顔色を変えながら、立竦んでしまった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
名前は
瑠璃子
(
るりこ
)
というのだが、中国筋の
零落
(
れいらく
)
士族の娘で、当時十八歳、咲きそめた紅梅の様に、匂やかにも美しい乙女であった。
白髪鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
瑠璃子
(
るりこ
)
の印象にかさなるせいかもしれないと思う。しかし明朝、父忠盛の前でする答えはちゃんとはらにきめていた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「君江さんは全く徹底しているわ。」とダンス場から転じてカッフェーに来た
百合子
(
ゆりこ
)
というのが
相槌
(
あいづち
)
を打つと、もとは
洋髪屋
(
ようはつや
)
の
梳手
(
すきて
)
であった
瑠璃子
(
るりこ
)
というのが
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
妾が、貴方のために、どんなことをしたか、どんなことをするか、それをお試しになるために、
直
(
す
)
ぐ
此
(
こ
)
の自動車でいらしって下さい!
瑠璃子
(
るりこ
)
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
君江はカッフェーの
仕舞際
(
しまいぎわ
)
に
瑠璃子
(
るりこ
)
という女給に市ヶ谷へ立寄って
伝言
(
ことづけ
)
をするように頼んだのである。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
清盛は、自分ののみくだした
唾
(
つば
)
の音に、思わず、顔をあからめた。あたまの中に、
瑠璃子
(
るりこ
)
の顔がすぐうかんだ。六条洞院裏の遊女の寝すがたも、一しょに思い出されてくる。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
瑠璃子
(
るりこ
)
と
云
(
い
)
う名が、青年の臨終の床で叫ばれた以上、
如何
(
いか
)
なる意味かで、青年と深い交渉があるだろうと思ったのは、自分の思い違いかしら。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
母の
蔭
(
かげ
)
に、もうひとり、
潜
(
ひそ
)
むがごとく、乗っていた人を見ると、
瑠璃子
(
るりこ
)
であった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十一になったばかりの
瑠璃子
(
るりこ
)
さんが、夫人の死の為めに受くる愛情生活の
破産
(
バンクラプシイ
)
を考えると、自分の悲しみなどは恥しいほど、小さいものだと思わずには居られなかった。
大島が出来る話
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
瑠
常用漢字
中学
部首:⽟
14画
璃
常用漢字
中学
部首:⽟
14画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“瑠璃”で始まる語句
瑠璃
瑠璃色
瑠璃草
瑠璃杯
瑠璃鳥
瑠璃瓦
瑠璃紺
瑠璃燈
瑠璃灯
瑠璃座