“瑠璃瓦”の読み方と例文
読み方割合
るりがわら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瑠璃瓦るりがわらの楼門の屋根を指さして、そこに于吉がいる。射止めよ槍を投げよと、まるで陣頭へ出たように、下知してやまないのであった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汴城べんじょう城下、花の都。冬ながら宋朝文化爛漫らんまんな千がい万戸ばんこは、人の騒音と賑わいで、彩霞さいか、煙るばかりであった。禁裡きんりの森やら凌烱閣りょうけいかく瑠璃瓦るりがわらは、八省四十八街のその遠方此方おちこちにのぞまれる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
瑠璃瓦るりがわらの二、三片が、門屋根からぐわらぐわら落ちて砕け散った。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)