“彩霞”の読み方と例文
読み方割合
さいか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三清宮から大石橋(だいしゃっきょう)へかけて、院主(いんず)の大師以下、道士、稚児(ちご)、力士(寺侍)などの群列が、彩霞(さいか)のごとく、香を煙らし
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汴城(べんじょう)城下、花の都。冬ながら宋朝文化爛漫(らんまん)な千街(がい)万戸(ばんこ)は、人の騒音と賑わいで、彩霞(さいか)、煙るばかりであった。禁裡(きんり)の森やら凌烱閣(りょうけいかく)の瑠璃瓦(るりがわら)は、八省四十八街のその遠方此方(おちこち)にのぞまれる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いずれにせよ、不思議なばかり奕々(えきえき)たる人気の彩霞(さいか)が、本能寺の惣門から甍(いらか)にまで棚曳(たなび)いているのは事実である。夜霧へ映(は)え射(さ)すそこからの天明(そらあか)りは、尿小路(いばりこうじ)の裏町からも仰がれるほどだった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)