“大石橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいせっきょう40.0%
せきけう20.0%
だいしゃっきょう20.0%
だいせつきょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大石橋だいせっきょうの戦争の前の晩、暗いやみ泥濘でいねいを三里もこねまわした。背の上から頭の髪まではねが上がった。あの時は砲車の援護が任務だった。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
晩餐を旅館オテルで済ましたのちピニヨレ夫人の門から馬車に乗つたのは夜の八時半であつた。ツウルの大石橋せきけうを渡つて岸に沿ふてやゝ久しく上流の方へ駆けさせた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
三清宮から大石橋だいしゃっきょうへかけて、院主いんずの大師以下、道士、稚児ちご、力士(寺侍)などの群列が、彩霞さいかのごとく、香を煙らし
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此戦役の前半、即ち第二軍に於ける兵站衛生作業、南山役なんざんのえき得利寺役とくりじのえき大石橋だいせつきょう蓋平がいへい小戦)、遼陽りょうよう戦なれども、此分を記すとひし軍医先年病歿、それきりになり居候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)