“だいせっきょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
大石橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大石橋だいせっきょうの戦争の前の晩、暗いやみ泥濘でいねいを三里もこねまわした。背の上から頭の髪まではねが上がった。あの時は砲車の援護が任務だった。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
新聞にはそのころ大石橋だいせっきょうの戦闘詳報が載っていた。遼陽りょうよう! 遼陽! という文字が至るところに見えた。ある日、母親は急性の胃におかされて、裁縫を休んで寝ていた。物を食うとすぐもどした。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)