“石橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしばし53.1%
しゃっきょう28.1%
せっきょう6.3%
シヤクケウ6.3%
せきけう3.1%
カーメンヌイ・モスト3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
且(かつ)面白(おもしろ)い人物(じんぶつ)であるから交際(かうさい)して見給(みたま)へと云(い)ふのでありました、是(これ)から私(わたし)が又(また)山田(やまだ)と石橋(いしばし)とを引合(ひきあは)せて、先(ま)づ桃園(とうゑん)に義(ぎ)を結(むす)んだ状(かたち)です
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「あれ、あの石橋(しゃっきょう)の欄干に腰かけて、さっき散々(さんざん)、わが輩を苦しめやがった崔(さい)坊主と行者の丘(きゅう)小(しょう)一が、まだ執念ぶかく見張っている」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すべてを爪弾(つまはじ)きした甲野さんは杖の先で、とんと石橋(せっきょう)を敲(たた)いて、ぞっとしたように肩を縮める。宗近君はぬっと立ち上がる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
能楽の獅子舞には、本式に、赤頭(アカガシラ)に獅子口(シヽグチ)の面(オモテ)をつけて出る石橋(シヤクケウ)と、望月(モチヅキ)や内外詣(ウチトマウデ)のやうに、仮面の代りに扇をかづき、赤頭をつけるのとがある。
獅子舞と石橋 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
僕等は別荘地に成つて居る対岸の山の手を望んで架せられたツウルの大石橋(せきけう)が水に落した倒影を眺めた丈(だけ)でも姑(しばら)くは目を転ずる事が出来なかつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
復活祭の夜チェホフがその欄干によってモスクワの寺院の鐘が一時に鳴り出すのを聴いたという石橋(カーメンヌイ・モスト)の方から或は猟人(アホートスイ)リヤードの方から、クレムリンの赤い広場(クラースナヤ・プローシチャジ)へ出る。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)