“いしばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石橋85.0%
石階10.0%
石矼5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その畜生ちくしやうおとされるとは、なにかの因縁いんえんちがひございません。それは石橋いしばしすこさきに、なが端綱はづないたままみちばたの青芒あをすすきつてりました。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
銀髪のロダン夫人が白茶しらちや色にダンテルをあしらつたゆたかな一種のロオブを着て玄関の石階いしばしを降りて来られた。何時いつか写真版で見た事のあるロダン翁の製作の夫人の像其儘そのまゝびんふくらませやうだと思つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
あの塔の上の怪物はもう写真にだけよりないのでしょうか。あの世持橋よもちばし欄杆らんかんはどうなったでしょう。素敵な魚介の紋様が浮彫にされていましたが。あの円覚寺の石矼いしばしは安全に残ったのでしょうか。
沖縄の思い出 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)