“青芒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおすすき95.0%
あをすすき5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、そこから少し離れたところの一本松、その松の根元の青芒あおすすきから、ムックリ身を起こした侍が、こっちへ足を運んできながら
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とまた言い掛けたが、青芒あおすすきが川のへりに、雑木一叢ひとむら、畑の前を背かがみ通る真中まんなかあたり、野末のもやを一呼吸いきに吸込んだかと、宰八唐突だしぬけ
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その畜生ちくしやうおとされるとは、なにかの因縁いんえんちがひございません。それは石橋いしばしすこさきに、なが端綱はづないたままみちばたの青芒あをすすきつてりました。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)