“きざはし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
69.2%
階段22.4%
木醂1.9%
階級1.9%
刻楷0.9%
0.9%
石階0.9%
0.9%
階梯0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、向直ってきざはしを下りて来た。引合わせている袖の下が、脇明わきあけれるまで、ふっくりと、やや円い。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
このきざはしの頂まで汝を導く權能ちからをさして今我汝に請ふ、時到らばわが苦患なやみおもへ。 一四五—一四七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
雪のような落花が散りかかるのを見上げて、しおれた枝を少し手に折った大将は、階段きざはしの中ほどへすわって休息をした。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
すると其処の階段きざはしの上には、驚くまい事か、葦原醜男が、須世理姫と一しよに腰をかけて、何事か嬉しさうに話し合つてゐた。
老いたる素戔嗚尊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
かき上枝ほづえみのこるうま木醂きざはし
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
柿の上枝ほづえみのこるうま木醂きざはし
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
すゐするに、こは天堂に到る階級きざはしにして、其門扉は我が爲めに開かざるならん。
階級きざはし白々しら/″\
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
刻楷きざはしを足讀み片讀みのぼり行く足うらのしもゆ風吹ききたる
長塚節歌集:1 上 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
馭丁に「カバン」持たせてきざはしを登らんとする程に、エリスの梯を駈け下るに逢ひぬ。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
燈籠舊りし石階きざはし
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
おかみさんは道端に茂つてゐる椿の大木の下にこはれた小さな辻堂の立つてゐるのを見て、そのきざはしに背中の物をおろした。
買出し (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
童女たちは階梯きざはしの下へ行って花を差し上げた。
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)