“階梯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいてい71.1%
はしご13.2%
はしごだん5.3%
きざはし5.3%
ばしご2.6%
スエルテ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにを階梯かいていとしてこれにのぼり得べきや。曰く、実験と論究との二者なり。この二者は、物心二大臣より理想の朝廷へ差遣する使節なり。
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
下に階梯はしご降口おりくちがあるのを見ると、灯火あかりが障子へさして座敷がありそうに思いましたから、手灯てともしを吹消して階梯段を降りて参りまして
「そんなことがあらすか」とお種は階梯はしごだんを下りかけたお雪の方を見て、「ねえ、お雪さん、貴方とは信州以来の御馴染ですものネ」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ふすまや、几帳きちょうの蔭から、小さい燈火ともしびの光が、かばわれながらそこへ運ばれてきた。雨の打つ階梯きざはしの下に、曲者はねじ伏せられている。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何か他に増花ますはなでも出来て居て、他の座敷へ隠してあるのではないか、左様そうして見ると先刻さっき見た書棚の廻り階梯ばしごの降り口のあったも怪しいが、はてな
一口に闘牛トウロスと言っても、三つの階梯スエルテから成り立つ。