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階梯
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はしごだん
ふりがな文庫
“
階梯
(
はしごだん
)” の例文
「そんなことがあらすか」とお種は
階梯
(
はしごだん
)
を下りかけたお雪の方を見て、「ねえ、お雪さん、貴方とは信州以来の御馴染ですものネ」
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
とお種は
階梯
(
はしごだん
)
の下に近く鏡台を置いて、その前に坐りながら
挨拶
(
あいさつ
)
した。お種の後には、白い前垂を掛けた女髪結が立って、しきりと身体を動かしていた。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それを三吉は二階から聞く
度
(
たび
)
に、
侘
(
わび
)
しい心を起した。どうかすると、彼は
階梯
(
はしごだん
)
を
馳
(
か
)
け降りるようにして、そういう人の手から自分の子供を抱取ることも有った。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
丁度小父さんの家がまだ京橋の方にあった時分
田舎
(
いなか
)
から出て来たばかりの彼は木登りが恋しくて人の見ない土蔵の
階梯
(
はしごだん
)
を逆さに登って行くことを発明したが、そんな風にある
虚偽
(
うそ
)
を発明した。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“階梯”の意味
《名詞》
階 梯(かいてい)
学習の手ほどき。
学習する段階。
器械体操で斜めに掛けるはしご。また、それを用いて行う体操。
(出典:Wiktionary)
階
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
梯
漢検準1級
部首:⽊
11画
“階梯”で始まる語句
階梯段