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階梯
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きざはし
ふりがな文庫
“
階梯
(
きざはし
)” の例文
ふすまや、
几帳
(
きちょう
)
の蔭から、小さい
燈火
(
ともしび
)
の光が、
掌
(
て
)
に
庇
(
かば
)
われながらそこへ運ばれてきた。雨の打つ
階梯
(
きざはし
)
の下に、曲者はねじ伏せられている。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天幕をこちらの庭へ移すことはせずに、左へ出た廊を楽舎のようにして、腰掛けを並べて楽は吹奏されていたのである。童女たちは
階梯
(
きざはし
)
の下へ行って花を差し上げた。
源氏物語:24 胡蝶
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
「おお」
階梯
(
きざはし
)
のうえに見えた
吉光
(
きっこう
)
の
前
(
まえ
)
は、介が、十八公麿を下ろすのも待たないで、駈け下りて、わが子を抱きとった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“階梯”の意味
《名詞》
階 梯(かいてい)
学習の手ほどき。
学習する段階。
器械体操で斜めに掛けるはしご。また、それを用いて行う体操。
(出典:Wiktionary)
階
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
梯
漢検準1級
部首:⽊
11画
“階梯”で始まる語句
階梯段