“吉光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっこう50.0%
よしみつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おお、入らせられませ」若後家の吉光きっこうまえは、とばりの蔭に、添寝そいねして寝かしつけていた朝麿あさまろのそばからそっと起きてきて、敷物をすすめた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
母の吉光きっこうの前と源三位頼政とは、おなじ族の出であるし、そのほか、この河原には、幾多の同血が、しかばねとなっているのである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
併し父が詩書類を積み重ねた書架の奥に吉光よしみつの短刀を秘して置いたのを誰一人知る者がなかつたのである。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)