“よしみつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
義満54.5%
義光18.2%
善光18.2%
吉光9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多胡辰敬は尼子あまこ氏の部将で、石見いわみ刺賀さっか岩山城を守っていた人であるが、その祖先の多胡重俊しげとしは、将軍義満よしみつに仕え、日本一のばくち打ちという評判を取った人であった。
松平大和守やまとのかみには客分にあつかわれ、新羅しんら三郎義光よしみつの後胤甲斐源氏の名門であり、剣を取らせては海内の名人、しかも家計は豊かであって、倉入り千俵と云われて居り、門弟の数大略おおよそ二千
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私の家の家柄は、長者の家などに比べましては、筋目が正しいのでございまして、あの善光寺の如来様を難波なにわの池から拾い上げた本田善光よしみつ後胤こういんとか。それで代々家のおさは、如来衛門と名のります。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
併し父が詩書類を積み重ねた書架の奥に吉光よしみつの短刀を秘して置いたのを誰一人知る者がなかつたのである。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)