“後胤”の読み方と例文
読み方割合
こういん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二年前「猫一疋から大富となった話」に書いた通り、『西域記』十二にクサタナ国(今のコーテン)王は毘沙門天の後胤こういんという。
この物語に現われた、あらゆる人達は一人残らず、地球の表から消えてなくなり、その人達の後胤こういんばかりが、残っているという事になった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
いにしえの優雅なる華武者はなむしゃと華武者とが、遠祖は清和の流れをみ、何のなにがしの後胤こういんにて何処どこそこの住人、誰の子の次男三男なり——などと
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)