“朝麿”の読み方と例文
読み方割合
あさまろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おお、入らせられませ」若後家の吉光きっこうまえは、とばりの蔭に、添寝そいねして寝かしつけていた朝麿あさまろのそばからそっと起きてきて、敷物をすすめた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これを、お養父ちち君と、弟の朝麿あさまろとに、十八公麿のかたみじゃと申して、そなたが、負うて帰ってくれぬか」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜明けごろ、北の寝屋ねやの奥に、朝麿あさまろがむずかるのであろう、幼子おさなごの泣き声がしばらく洩れていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)