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吉光
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きっこう
ふりがな文庫
“
吉光
(
きっこう
)” の例文
「おお、入らせられませ」若後家の
吉光
(
きっこう
)
の
前
(
まえ
)
は、
帳
(
とばり
)
の蔭に、
添寝
(
そいね
)
して寝かしつけていた
朝麿
(
あさまろ
)
のそばからそっと起きてきて、敷物をすすめた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
母の
吉光
(
きっこう
)
の前と源三位頼政とは、おなじ族の出であるし、そのほか、この河原には、幾多の同血が、
屍
(
しかばね
)
となっているのである。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「まあ」ゆくりなく、そこの南縁の
陽
(
ひ
)
だまりに、乳のみ児を抱いた
吉光
(
きっこう
)
の
前
(
まえ
)
と、
有範
(
ありのり
)
との夫婦が、むつまじく、児をあやして、くつろいでいた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“吉光”で始まる語句
吉光御前