“ばしご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
梯子87.5%
階子7.5%
2.5%
階梯2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源水横町の提燈やのまえに焼鳥の露店も見出せなければ、大風呂横町の、宿屋のかどの空にそそり立った梯子ばしごも見出せなくなった。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
彼女を引き摺るようにして、せまい掛け階子ばしごをのぼってゆくと、二階の四畳半には誰もいなかった。半七は念のために押入れをあけて見た。古い葛籠つづらをゆすってみた。
半七捕物帳:35 半七先生 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と云って、二間ばしごを持ち出して新三郎のうちの裏窓の所へかけ、顫い顫いあがってお札を引剥ひっぺがしたひょうしに、足を踏みはずして畑の中へ転げ落ちた。
円朝の牡丹灯籠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
何か他に増花ますはなでも出来て居て、他の座敷へ隠してあるのではないか、左様そうして見ると先刻さっき見た書棚の廻り階梯ばしごの降り口のあったも怪しいが、はてな